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かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第25話「Sくん、”発達指数の数値的”に、普通学級へ」【2014年4月】

新しいマンションの近くには桜並木がありました。満開です。もうすぐ校区の公立小学校の入学式です。

入学までに、学校側とは繰り返し話をしてきました。熊本にいたのでほとんどはお電話でしたが、引っ越し前の「就学前健診」と、引っ越し後の「半日入学」、「入学式」当日の入学式後に時間を作っていただいて話をしました。校長先生は管理職にしては若い感じのする男性、教頭先生と教務の先生は女性でした。

まずは、「療育手帳のB」を持っている事、「発達指数は73」である事を伝えました。児相からは「K式発達検査の結果」、熊本の療育施設からは、「ウィスクサードの結果」と「デジタル機器などによる特別支援についてのお手紙」を。クリニックの心理の先生からは「数値的にはグレーゾーンであるが情緒が大変不安定なので、所属学級については話し合いの必要があると書かれているお手紙」と、服用中の「コンサータの冊子」を渡しました。あと、ヘルパーさんと通学する事も伝えました。

すべて説明はしましたが、校長室のソファーにちょこんと座っているSくんがあまりに大人しく、独り言など余計な事は言わず、ハキハキと受け答えもするので、校長先生からは「普通学級で大丈夫ではないか。」と言われました。

校長先生:「他にもグレーな子たちが普通学級で頑張っています。発達指数も73で、京都市は75以下が育成学級というライン引きもあるが、すべては本人と保護者の意思に委ねられています。」

そこで、所属は普通学級(1学年1クラス、この学年は特別少なく18人しかいない)で、特別支援についてお願いする事にしました。これで大丈夫だと思い、学校生活が始まったのですが……。

そもそもの校区選び(引っ越し先)を間違えたかな…という事件が次々起こる事をこの時知る由もありませんでした……。

つづく。