かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第28話「Sくんと、支援の意味が”分からず屋”の校長先生」【2014年4月〜】

雨が降って桜が散りました。

様々な専門機関からの書類や検査結果を渡しているはずなのに、「Sくんは迷惑をかけない子だから」「大丈夫です。」「大丈夫です。」と、学校側は繰り返しました。

私は「Sくんが迷惑をかけているかを心配しているのではなくて、Sくんが学校生活で困っていないか」を心配していました。支援をお願いしていたのも、障害のあるSくんの困りをSくんがなるべく抱え込まないように、先手打ちで、支援を始めて欲しかったのです。

しかし、Sくんは熊本の保育園時代のように、放置されてしまいました。嫌な事を嫌と言えず、やりたい衝動は抑えられて。コンサータの効果もあって、大人しく、人の迷惑にならないポジションに収まってしまっていたのです。

本人の為の支援であるはずが、この学校の校長先生は、本人の困りを探る事もなく、ただ、「迷惑をかけないからそれでいい」、「大丈夫です。」と、「完了」してしまっていたのでした……。

つづく。