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かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第30話「Sくん、給食事件、もう先生なんか信用できない!」【2014年7月】

夏の個人懇談の直後でした。学校から帰ってきたSくんが、いきなり嘔吐しました。吐いたのは給食でした。そして泣きました。

Sくん:「もう、食べられないよ!ぼくは少ししか食べられないって先生に言ってるのに。最後まで全部食べなあかん!って。5時間目にみんなが音楽してても、ぼくはずっと給食食べなあかんかった。終わりの会が終わったら、給食室が閉まってしまったから、自分で残したものを手で洗いなさい!って先生が言った。もう、ぼくはお腹が痛くて、吐きそうで何もできなかったら、お友達がみんなで、よく頑張ったよ、もう頑張らなくていいよって、代わりにお皿を洗ってくれた……。」

言葉を失いました。Sくんは一旦よそってしまった給食を、多くてもなかなか「終われない」という症状があるから、食べる速度が落ちていたら「終わっていいよ(残していい)」と声かけして欲しいとお願いしていたはずでした。が、先生はまったく逆の対応をしていたのです。

ヘルパーさんやお友達に現場での様子を聞いてから、先生に伝えると……

担任の先生:「吐いたのはたまたまじゃないですか?放課後まで給食を食べさせていたのはこの日だけじゃありませんから!」

私:「そんな事を私の方から頼みましたか?Sくんはコンサータを飲んでいるから給食はほとんど食べられない、もしも自ら終わりにできない時は終わりの声かけをお願いしていたと思いますが?」

担任の先生:「あー、そうでしたかねー。頑張らせればたくさん食べれるようになると思ったんですよー!」

私:「そんな事はお願いしていません。コンサータの冊子はお読みになりましたか?」

担任の先生:「読んでません。」

悪い事をしたという様子は感じられず、良かれと思ってやったと主張する先生に私は吐き気がしました。でも、私が負けているわけにはいきません。感情をグッと飲み込みました。今後、二度とこのような事がないように念を押して、学校を後にしました……。

つづく。