かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第34話「Sくんと、校区の支援学校への相談」【2014年9月】

見上げると高い木がたくさんあって、隙間から青空が見えました。校区の小学校の対応が”あまりにあんまり”なので、校区の支援学校(育支援センター)へ相談へ来ていました。支援学校は山の奥にありました。

Sくんは「森の学校だ〜!」と言って、支援学校をとても気に入ってグランドを駆け回っていました。先生が二人やってきて、Sくんと私は面談用の部屋に通されました。放課後の学校はとても静かでした。

一年生になってからの行き違い、支援が全くなく、校長先生からの理解もない、担任は怒鳴り続け学級は崩壊しているという話をしました。

支援学校の先生からは、確かにSくんは困りが見えにくく、健常児のように扱われやすいという事が話されました。しかし、そうであっても、学校側が支援のあり方は間違っているので、支援学校の方から方法などをアドバイスしたり、共に支え合う方法もあるので、まずは学校へ連絡をいれてみますとの事でした。

見た目に健常児と変わらない、困りが見えにくい、それは幼い頃の私もそうだったと思います。見た目に分からない故の苦労、これは私が大人になってからも付いて回る課題でした。

母は私を健常児と変わらないように育てたくて、装具を卒業してからは綺麗でオシャレな靴を買って、勉強やお稽古もたくさんさせて……。みんなと同じで嬉しかった事もたくさんありました。同じじゃないのに無理した事もありました。PTAトラブルもそうでしたが、これは本当に難しい課題だと今も思っています……。

つづく。