かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第39話「Sくんのクラスにて。これは虐待ですか?」【2014年12月】

冷たい冬になりました。10月のケース会議後、担任の先生はSくんにだけ怒鳴らないようになってしまったそうで、依怙贔屓だという話になったり、親がウルサイからSくんは怒られないんだという話になったり…。しかし、当のSくんは、”先生が他のお子さんを怒鳴ったりする事も自分が怒られたように捉えてしまい”、次第に元気がなくなっていきました。不本意な理由で1日に4時間も立たされた子がいたり、先生の怒鳴り声が響き渡ったり。曲がった指導は日々エスカレートしていました。

ある日の放課後。Sくんのお友達が先生から宿題をするように指導されている所を見ました。泣き叫ぶお友達に、先生が肩を掴んで怒鳴っていました。Sくんはヘルパーさんと帰り支度をしていました。お友達が泣きながらランドセルを背負って帰ろうとすると、先生が無理矢理それを引き剥がし、勢い余ってSくんに当たりました。が、怒鳴り続けていました。こんなのは日常茶飯事だと、ヘルパーさんから報告されました。

先生が怒鳴っても怒鳴っても、クラスは変わりません。怒鳴るなんて、無駄なのです。「怒るは自分の感情をぶつける事、叱るは相手を良い方向へ導く事。」以前に先生と話した事を思い返しました。また、支援学校から育支援の先生が来た時に相談したり、誰か他の先生に助けを求めたりは出来なかったんだろうかと思いました。

先生が一番酷かったのは、Sくんがインフルエンザとノロウイルスで2週間学校を休んだ期間だったそうです。窓際で、「ここから落としたろかー!」とお友達の首を掴んで、窓を開けて叫んでいたそうです。

Sくん以外の大人しいお友達も萎縮して、元気がなくなっていきました。これは虐待ですよね、私はそう感じていました。そして、1月、私はSくんのクラスの担任による”こころの体罰”について、「市長への手紙」を出しました……。

つづく。