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かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第41話「Sくんのクラスへ、学校サポートチームの視察」【2015年2月】

Sくんのおばあちゃんの容体は日に日に悪くなって行きました。天気も雨や雪が多かったように記憶しています。

私は後から知りましたが、2月に、小学校へ、京都市教育委員会の学校サポートチームが視察に来たそうです。Sくんの様子やクラス全体の様子を見ていただいて、「Sくんは発達指数的に普通学級にいるけれど、様々な困りが生じており、特別支援が必要だ」と判断されたようでした。

去年の秋頃、クリニックの先生からは、「辛いけれど、おばあちゃんが亡くなるまでの間、なるべく面会へ行って、癌が進行して弱っていく様をSくんに見せて伝えた方がいい」との事で、頻繁にお見舞いへ行ったり、洗濯物を入れ替えに行ったり、できる範囲の介護をSくんと一緒にしていました。

いよいよその時が迫っている事に大人達は気付いていました。Sくんの特別支援についても今、力を入れて話を進めなければならない、自分の体調の悪化の事もある、でも、私の母は旅立とうとしている……。

何重にも優先順位が重なって、私は夜に眠れない状態になっていました。覚醒が上がりきって、ずっと頭を働かせながら不死身のように立ち向かう日々。それは、辛さや困難が私に使命感を与えて生かしているような感覚でした……。

つづく。