かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第88話「弟Aくんは悪くないよ、距離を置く対策」【2016年5月】

弟Aくん:「ぼくヘルパーさんと二人で行ってくるわ!ママはお家で休んでて!」

4月から弟Aくんは年中さんになり、週2回の療育は、ヘルパーさんとだけで行ってくれるようになっていました。丁度、私がSくんのお迎えへ行かなければならなくなり、体調的に限界を迎えていたのでとても助かりました。

週1回は訪問看護リハビリのOT(作業療法)があるので、Aくんが午後まで保育園にいるのは週2回だけでした。

その頃のAくんは、まだ、衝動やイライラが抑えられない事があって、ストラテラと抑肝散(ヨクカンサン)を両方飲むようにしていました。が、日に日に薬を飲む事自体を嫌がるようになり、最後には吐くようになってしまいました。

弟Aくん:「ぼく、薬を飲まなくても、自分でコントロールできるようになる!」

そう宣言するので、病院の先生に相談して薬をやめてみる事にしました。

それから、保育園や療育ではお薬無しでも安定した生活をしていましたが、帰り道や園庭遊びの中で、お友達とのやりとりが上手くいかない事がありました。

鬼ごっこをしていただけのAくんに「乱暴な子供だ!」と直接怒鳴って泣かせるような方がいたり、私がヘルパーさんに送迎を頼んでいる事を納得していない方からは「みんなと同じように頑張って毎日親が送迎来てください!」と言われてしまったり……。

結局、Aくんを物理的に他の親子の送迎に遭遇させないように、帰る時間を早める事にしました。Aくんはみんなと園庭遊びをしたがっていましたが、お薬も飲めない、トラブルも相手ありきの事で上手く回避できない、このような条件でAくんを傷付けない為にはベターな選択肢を選ぶしかありませんでした……。

つづく。