読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第184話「何にも大丈夫じゃない。」【2016年12月】

今日もご訪問いただき、ありがとうございます。読者登録をしてくださった方、星をくださった方、メッセージをくださった方、ありがとうございます、更新の励みになります。皆様、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

* * *

Sくんの強迫性障害の範囲がどんどん広がって、初めは手を洗うだけだったのが→顔→頭→肩までの腕、服と広がり、特に朝学校へ行く前にビショ濡れになり、着替え。夜も何回も洗うので、手や顔の皮膚が赤くただれています。「ぼくは汚くない?菌はない?」とひっきりなしに私に聞いて、家族を巻き込みます。そして、泣いて、叫んで、暴れます。

凄く、苦しいと思います。

何らかのストレスがあるのは確かです。

学校の様子は毎日何らかの嫌がらせやトラブルに巻き込まれてしまい、仲裁に入った先生の対応がまたズレていたりで関係が悪化。育成対応だという宿題はテキトーに簡単な問題、かけ算の0と1の段とか、一年生の最初の漢字なんて当たり前にできるのです。

Sくん:「この宿題…ほんまに先生は僕の為にと思って考えて出しているのか、テキトーに簡単なのを出してるのかどっち?なんかぼくはバカにされてる気がしてる…。」

確かにね。まぁ、後者なんだろうな、と。

現状、Sくんの障害に対応しているLD等通級教室は月2〜3回1時間ずつしかありません。Sくんはその授業が気に入っているから、その為に普通学級に所属しているわけです。そして重ねて、一日3時間は育成学級へ逆交流へ。

完全に育成学級へ籍をうつしてしまうと、LD等通級教室が取れなくなる上、知的な障害がないSくんにとっては内容が合いません。かと言って、ストレスが溜まる普通学級にずっといるのか…?

どちらのどのメリットを取り、どのデメリットを諦めるのか。

明日から冬休み。自宅学習の日々が始まります。三年生の宿題をベースに、テクノロジーの代用を用いて、どのくらい効果があるのかの検証を行います。家で取り組んでいる事を学校側にも同じにやれとは言いませんが、だいぶ杜撰な対応なので、「なんでストレス溜めに学校行かなあかんのかな?」という気持ちになります。

「私達(先生)は忙しい。あそこはお母さんが頑張ってるから家庭学習で任せてしまえば大丈夫。」
「Sくんは大人しいから大丈夫。」
「勉強は分かってないけど静かで邪魔にならないから大丈夫。」
「Sくんはヤられる方でヤる方じゃないから大丈夫。」
「なんだかんだ言って毎日学校来るから大丈夫。」
強迫性障害が出たり、暴れたりしているらしいけど、学校で出ていないから大丈夫。」
みたいな感じでしょうか。

Sくんにとっては、何にも大丈夫じゃない。学校でなんとか我慢して、家に持ち帰って爆発させているだけ。”何にも大丈夫じゃない”って事が学校側に届かない。PTAの件と同じで、”理解される為のエネルギー”、なんかもっと別の方に向けてもいいな…というのが今の気持ちです。だって、もう理解できないもんはできないし、人員的に無理なもんは無理だし、だったら、もう無理して行かなくてもね?って。思うわけです。

もう三年も頑張って来ました。冬休みに色々試してみて、1月に学校へ行くかどうか、前向きに、Sくんと一緒に考えてみてもいいなと思いました……。

つづく。