かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第248話「人と違う所」【2017年3月】

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その昔、母が「この子は耳が聞こえ過ぎている」と言い出して、聴力検査へ行った事がありました。確かに広範囲の音域や人間には聴こえないはずの音まで拾っているとの検査結果が出ました。

それまで私は、かなり遠くの音や、隣の家のテレビのスイッチが入る音を、「みんなにも大きな音で聞こえている」と思っていましたが、その場に一緒にいる誰にも「聞こえていなかった」と知りました。

「耳がよく聞こえている」、その事で私が何か得をしたか…と言われると何もなかったような気がしています。(ピアノを長く習ったけれどそこにも生かせてはいなかった…)

かいじゅう兄弟も、音や匂い、感触に対して特別敏感なところがあります。

昔、地下鉄の中でAくんが”カーブの轟音の所”で泣き叫んだり、Sくんが”服のタグや質感を気持ち悪がって”服を脱いだり。幼い頃は言葉もはっきりせず、私の方が理由が分からず困った時期もありました。

今は理由が分かるので、嫌なものは避けて、混乱を回避しています。

特製の中の何が将来に繋がるか、メリットになるのかは分かりませんが、「人と違う所は、将来、強みになる可能性を秘めている」と思います。

私自身はたくさんのお稽古事をさせられてしんどい子供時代を送っていたので、かいじゅう兄弟にたくさんお稽古をさせる事はありませんが、違いを伸ばせるように、見守って行きたいと考えています……。

つづく。