かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第270話「闇」【2017年5月】

ご訪問いただき、ありがとうございます。最近、私の体調が悪く更新が不定期になっています。

読者登録をしてくださった方、星をくださった方、メッセージをくださった方、ありがとうございます。ありがとうを糧に更新を続けていきます。これからもよろしくお願いいたします。

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今日は我が家の”闇”について。学校で普通なように頑張っているSくん。友達や先生との会話や声かけも良好で、都度、担任の先生が様子を連絡してくださっています。さて、家では……。

なんとか宿題はしますが、生活感がダラダラグダグダで、声かけすると逆ギレ、家族に八つ当たり、言葉で巻き込み、泣き叫び。丁度夕方から翌朝までは私の体調が悪い事もあって、悪循環がルーティーン化してしまっています。

この間はSくんが食器を割ってしまい、叫びながら同じ質問を繰り返したり、家族が寝ている部屋の電気を点けたり消したりして、とうとうパパが爆発。手が出て、Sくんが怪我をしてしまいました。

”闇”です。

互いに、「お前が悪い!消えろ!早く死ね!」と言い合っていますが、どちらかだけが悪いわけではありません。手を出したパパも悪くて悪くないし、家族に八つ当たりをするSくんも悪くて悪くない。あと、自分の為に。持病の悪化で母親の役目を果たせていない私も、子供達にとっては悪くても、本当は悪くないのです。ちなみに、弟Aくんは要領良く先に寝ます。この”闇”を私達は必ず超えなければなりません。

”闇”を周りが知れば、「パパは虐待」、「ママは育児放棄」と思われるかもしれません。Sくんの暴れる様子もだんだん力が増して来て、将来が心配です。

「虐待は絶対にあかん!」
育児放棄やん!なんで病気のくせに子供産んだんや!」
「そんな旦那、別れた方がいい!」
「病気だって働けばいい!」
「そんな子供、施設に預けたらいい!」

言うのは簡単ですが、問題は複雑です。そして、闇の克服は当事者にしかできません。

ケースワーカーさんに話してみたら、「パパとSくんの間で内面を出せているのは一概に悪い事ではない。怪我はあかんけど。パパも傾向があるわけだから、社会に出てストレスを抱えて帰って来ているのかも。だんだんにSくんも対等になってきているし、二人には怪我しない程度にやり合ってもらってもいいんじゃないか。」という話でした。

確かに…二人のパターンは同じになりつつあります。外でちゃんとしてる、その分、家で崩壊する。

ついでに言えば、二人とも、自分の障害や特性に気付いておらず、世の中みんな、認知のズレ(とは本人達は気付いてないけど…)があって、みんな同じくらい我慢をして、頑張って、家に帰って普通の皮を脱いで、爆発して発散していると思っているのです。

いやいや、そんな事はない。

二人がいつか互いをよく知って、違いではなく似ている所に気付いて、和解?できたらいいな…と思っています。

ちなみに、二人が大ゲンカすると私の体調に悪影響が出て、下剤をいくら増やしても便秘して、吐き気、目眩、頭痛、発熱するようになってしまっています。「ケンカはやめて……」なんて弱々しく言い続けても、ケンカの最中、パニック真っ只中の二人は聞く耳持たず。私がブチ切れて頑張って大声出して物を投げてやっと止まりました。

全然、正しい方法じゃありませんが、今はこれしかない、そんな毎日です……。

つづく。