かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第281話「パパを参考にしている話」【2017年6月】

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たまに行く旅行では、「そこでしか味わえない食べ物を食べてみたい!」と私は思うのですが、パパは違います。「知ってる味の物を、安く、早く、食べたい!」そうで、どこへ行っても、ファミレスかスシローへ入ろうとします。えー!っとなる私と、その他の親族達。車を運転しているパパに異議を唱えますが、無視されて、車はファミレスかスシローの駐車場へ……。「俺は◯◯が食べたい!」と言って嬉しそうにしています。家族の意見は聞き入れません。最近ではそれを阻止すべく、ホテルや旅館に朝食も夕食も付いてるプランや、ディズニーランドの時もレストランを事前に予約しておきました。

普段も、たまに子供達がいない平日に二人で行動する時、必ず、私に昼に食べたいものを尋ねてはくれて、私は「パスタ!」と言いますが、パスタ屋さんに行った事はなく。パパが食べたいものになっていて、定食屋か肉系でした(笑)。十年以上ずっとそうで、ある日その事を告げてみたら、自分でビックリしていました。今は、私と行動する時は、”パンケーキがあるような店”か”パスタ屋”へ行くようにしているようで、勝手にマニュアル化されて、星乃珈琲ばかりになっています(笑)。

性格なのか、昔で言うところのアスペルガーなのか分かりませんが、ほっておくと、「自分が思う事はみんなも同じように思っている」と考えるようなのです。相手の表情も読めません。更に、もともと食べ物に激しい好き嫌いがある事、全く待つ事ができない事、食事が高い事が納得できないようで、食事に関しては、子供達以上に気配りしてあげないと、かなり不機嫌になってしまいます。

知らない土地への旅行や、長めの車移動では、イレギュラーが付きものですが、パパはイレギュラーに対して物凄いストレスを感じるようで、激怒します。だから、下調べは念入りに。昨年、初めて海へ行った時も、事前に、Googleマップの画像で走る道を私が全部記憶して、「あと2kmで目的地周辺〜」「あと200mでボロい小屋が見えてきます。」「そろそろ減速して、50m先、左側に見えて来る木の3本目を左に曲がると、シャワーとトイレに一番近い駐車場の入口です。」という具合にナビゲートしないと、車を、適当な不便な場所にとめてしまい、後から激怒します。

長い付き合いなので慣れてしまいましたが、結婚当初はこんな様子に悩みました(笑)。今では行き先の何もかもを調べて、イレギュラーにも対応できる私がいます。高速を走る時も、電車に乗る時も、アプリや、SNSで友達の投稿を確認しながら、事故による渋滞をどこより早く回避して、パパの激怒を回避しています。

発達障害のあるかいじゅう兄弟を育てる上で、パパの行動は参考になる、そんなエピソードでした……。

つづく。