かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第294話「療育の保護者会」【2017年6月】

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弟Aくんがお世話になっている療育施設の保護者会へ初参加。精神科医の先生がお話に来てくださいました。箇条書きですが、載せておきます。

・子供を受け入れる
子供を受け入れるとは、「ありのまま、今の子供を認めていく」こと。どうしても悪い所へ目が行きがちだけれど、いい所を探す。相手を認めるの反対は、相手を批判する、悪い所ばかりを見ること。ありのままの反対は、親が「こうあって欲しい」という想い。お父さん、お母さんは、意識しないと、いい所を見ることを忘れてしまう。

・信じること
人間以外の動物は、全面的に子供を受け入れる。人間以外の動物の赤ちゃんは、産まれてすぐから自分で動く。危険回避ができる。人間以外の動物は、「相手を信用しない所から始まる」。人間の赤ちゃんは何もできない。「相手を信じる、任すから始まる。」

・信用度
信用度が高いと、こちらの問いかけが入りやすい。低いと、入りにくい。

・自尊心
親に認められることで、自尊心が育つ。安定する。家庭内で自尊心が高く、安定していると、外からの刺激に強くなれる。逆に、不安定だと外からの刺激に弱い。

不登校
不登校のお子さんは「認められていない」と言う。◯◯になったらどうしようという不安から、する前から失敗を恐れている。

・言えないと、行動に出る
小学生くらいになると想いを「言える」。もっと小さいお子さんは「言えない」。だから「行動に出る」。親の対応で一番ダメなのは、拒否、生まれて来なかったら良かったと思わせてしまうこと。親が思うようにはならない。兄弟姉妹の比較もダメ。小さい時にいい子にしていた子が後から大変になる例も多くある。

・安定と不安定
「◯◯すれば自分はやれる、大丈夫」と思えるのが、安定。受け入れられているとそう思える。不安定は、「どうせダメなんだ」と思うこと。受け入れられていないと不安定になる。

・恋愛
親に受け入れられて育った子は、好きな人といるだけでホコホコする。いるだけでOK。親に受け入れられなかった子は、気持ちを物で代行したり、態度で示したりする。

酒鬼薔薇聖斗の事件
事件当時はどうして中学生がこのようなことをしたか、周りの大人は分からなかった。小さい時に受け入れられていなかったのではないか?というイギリスの研究。

・人見知り
一歳過ぎ辺りからの人見知りは、親子の信頼関係が築けているからこそ、別の人が登場して人見知りをする。知的に遅れがある場合はこれが遅くなる。

・自分の存在価値
認められているかどうか。

・カウンセリングの基礎
教育は「指示、指導していい方向へと持って行く」。方向を予め教育する側が決めている。カウンセリングの基礎は「本人の気付き」。例えば、ポジティブではない時、周りの目が、自分を認めてくれていないと思っている。その事をカウンセリングを通して気付かせる。自分で分かって行く。カウンセリングは受容。気持ちを整理する作業。気持ちを分かっていく。

・ネガティヴの連鎖
親が子をネガティヴに捉える場合。その親もまた親からネガティヴに見られて育ってきた場合かある。そのことに自分で気付くことが大切。

自己実現
自尊心は自己実現。本来のあるべき自分になっていく。自分がどんな子供になりたいか。

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2回目の不登校を脱したSくんのこと、来年一年生になる弟Aくんのこと、パパのこと、自分自身のこと、整理しながら聞いていました。まるでカウンセリングを受けているような不思議なひとときでした……。

つづく。