かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第314話「本当に困った時」【2017年7月】

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前回の記事に由来する話です。

学校で、本当に困った時、学校の先生が頼みの綱ですが、その先生との間に誤解があった時。子供の側は訴え続けるか、我慢するかしかありません。

Sくんはしっかり筋の通った話ができるので、自分の気持ちや訴えを言葉にして発信はできますが、受け手の大人が勘違いや思い込みをしていた場合、それを打破することはまだできません。

そんな時、Sくんはどうしているか。

Sくん:「僕のお母さんに電話して、今すぐ確認してください!」

そう言うのだそうです。なるほど。だから、判断の難しいことや、先生の知識外のことについては、電話があるのか!!

過去にあった例としては……

・集団登校班より後に、ヘルパーさんと学校へ向かうSくんに対して、門の所にいた校長先生が「おはよう!明日からは必ず集団登校で来なさい!」と言ったそうです。Sくんは不登校になり気味で、集団登校班の中でも嫌がらせや、走る子がいたり、走らされたり危険なことがあった時期でした。Sくんは、”集団登校班で登校するルールは知っているが、集団登校班の中に問題があるからあえて自分は集団登校班が出発してから学校に来ている、遅刻はしていないし、ヘルパーさんが付いているから安全である”と訴えたそうです。しかし、校長先生は「ルールはルールです!必ず明日は集団登校班で来なさい!」と言ったそうで、それに対してSくんは「僕は今、集団登校班で登校しない理由を伝えました!明日からも問題が解決されるまでは集団登校班で来ません!!」と言って、学校から電話がありました(笑)。「Sくんが言ったことそのままです。担任と相談して集団登校班から外れていますので、なるべく早く登校班内の問題解決をお願いします。安全という面から見たら他のお子さんの走りっぷりは危険ですし、誰か死んでからでは遅いですよ。問題解決をしていないまま、Sくんに集団登校班で来るように言われたら、その言葉をきっかけに、Sくんは不登校になってしまうかもしれません。」と伝え、その後繰り返し集団登校班の指導がありましたが、該当の高学年が卒業するまで問題は解決しませんでした。

・育成学級へ逆交流へ行っていた時期のこと、社会見学に参加する事になっていたのですが、Sくんの持ち物に”療育手帳を持参”と伝え忘れてしまい、いざ、出発時間になって、Sくんだけ療育手帳がなくて交通費が発生してしまい、どうしたらいいか先生が分からなくなり、育成学級のみんなも出発できない事態になった事がありました。この時も電話がありました。この時は、「まずは連れて行く方向で。立て替えで1日乗車券を買ってください。後日必ずお支払いしますから。早く出ないと給食までに帰れないので、先生!早くみんなで出発してください!」と伝えました。

学校の先生と話していると、ある一定のルールとマニュアルの中にいる様子がよく分かります。集団生活とは、みんなで同じことをする事に意味があります。Sくんがそこから逸脱する時や、イレギュラーな事態になった時、間違った判断をされてSくんが我慢するよりは、電話をくれるようになって良かったと思っています……。

つづく。