かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第323話「差別はなくならない。」【2017年7月】

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一年前、相模原の事件が起こりました。犯人が言っていたこと、私はPTAの中でよく耳にしてきたので、あまり変わりないなと思いました。どんな人の中にも偏見や差別の心はあるんだろうと思いますが、極端になると、それは罪になるんじゃないかと思います。

この夏から、Sくんはヘルパーさんに付き添われてラジオ体操に参加しています。ヘルパーさん曰く「地域委員の人たちにめっちゃ睨まれ続けてます、私。こわいくらい…。」。

ラジオ体操の受け持ちは、PTAの地域委員です。夏休みに計9日、ラジオ体操の曲を流すのと、ハンコを押すのが仕事です。

おそらくは…「PTAを免除になっている親のその子供が参加してくることへの疑問」と、あとは、「ヘルパーがいるならヘルパーがPTAを手伝えばいいのに」という誤解。

これは秋にあるお祭りに関しても同じことが言えます。お祭りでは実際にヘルパーさんに無理矢理PTA活動をさせようとする事態になってしまいました。

他に、入学式、卒業式、参観、運動会、マラソン大会、学習発表会なども、PTAが手伝いにまわっているので、疑問が湧くようなのです。

「PTA免除なら全ての行事に親子共に参加しないで。」と思う人がたくさんいるようなのです。あと「ヘルパーいるならPTAにまわして。」とも思うようなのです。

ちなみに、我が家はPTA会費は納めています。入学と同時に引き落とし開始なので、納めていない家庭はないはずです。

中には、シングルの家庭で仕事が休めずPTA活動に協力ができない家庭や、シングルの妊婦さん、具合の悪い妊婦さん、親の介護がある家庭、お子さん自身に両親がともにいない家庭、施設から通っているお子さん等もいます。その人達はどうしているのか、PTAの人に聞いてみたら……

「それは、かわいそうだから、何も協力できなくても仕方ない。」

と言うのです。

うーん。いくら病気の重い状態を説明しても、重度である証明を出しても、結局、「別にかわいそうじゃないし、無理すればいい」と思われてしまったら無意味というわけで。(いや、別に私もみんなから”かわいそうがられたい”わけではありませんが。)障害者って標的にしやすいのかな?あんまり理解がなさ過ぎて、中には「障害者のくせに子供産むな!」とか、「障害者なんか死ねばいい!」「障害者なんか地域からいなくなれ!」「死ぬまでPTAしろ!」「障害者手帳よこせ!」とか言う人もいるので、あれれ……?

それは明らかな「障害者差別」でしょうと思います。

障害者差別解消法を始めとする法律にひっかかるわけですが、「うちらバカだから、法律なんか知らんし!」と言うのです。バカでも法に触れたら裁かれます。

私はPTAが嫌なんじゃなくて、できることはするよというスタンスでしたが、あまりに、PTAという舞台で障害者差別を受けるもんだから、疲れて、今は、免除という形でステージから降りた格好です。しかし、私はステージから降りても、子供は悪気なく学校行事に参加するので、また、変な雰囲気になってしまうのだと思います。

理解される為に必要な努力は終わり、差別は残ったまま、なるべく距離を取る日々は続きます……。

つづく。