かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第327話「PTA免除から一年」【2017年7月】

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一年前、熊本の保育園時代から長きに渡るPTAトラブルに、一旦、終止符が打たれました。「免除」です。この時は学年委員を受けていました。免除後も差別は続いていますが、免除になる為に配布されたプリントの全文を掲載しておきます。

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平成28年7月●日

保護者様

京都市立●●小学校
校長 ●●●●
PTA会長 ●●●●

委員辞退のお知らせ

酷暑の候、保護者の皆様には日頃よりPTAにご理解ご協力いただき誠にありがとうございます。
この度、3年学年委員の●●●●さんが身体的事情により委員活動を継続することが困難となり辞退されることになりました。提出された病院からの診断書も受理しております。合わせまして、障害者差別解消法の合理的配慮として、来年度以降の役員・委員も免除とします。
皆様にはこの件につきましてご了解いただき、今後の活動におかれましてもご協力の程、よろしくお願いいたします。
※この件に伴い、●●さんに役員・委員履歴がつかないことはご本人に了解済みです。

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(以下、法律についての説明がコピペされていました)

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これを配布することは、”だいたい了承”して進めてもらいましたが、受け取った全保護者の反応がそれぞれあり、なるほどなと思いました。

(”だいたい了承”というのは、前の年に、委員受け持ち中に妊娠された方が、障害のところ以外、同じ形式で全保護者へプリント配布されていました。)

ある保護者:「これで良かったんとちゃう?病気やってちゃんと説明したんやし、もう堂々と離れていたらええやん…。ほんまにお疲れ様…。」

またある保護者:「やり過ぎとちゃう?前の妊娠しはった人の時もそうやけど。なんで全員にここまで開示せなあかんのか、分からん。」

またある保護者:「やっぱり、病気やからって、ズルイと思う。」

またある保護者:「保護者は皆平等やし、免除なら、子供も親も行事には一切参加して欲しくないと思う人はたくさんいると思う。」

またある保護者:「あれじゃあ、どんな病気か分からない。もっと詳しく教えてよ。」

またある保護者:「障害者手帳、実際に見て確認したい。」

またある保護者:「ヘルパーいっぱいいるんやし、その人らは?手伝いに来たらええやん。」

直接聞いたのは以上で、たいがいは、私と全く喋らなくなったり、より攻撃的になりました。

参観を見せないように妨害したり、子供が私に大声で差別的な暴言を吐いてくるようになったりしました。差別的な暴言は参観の中で、当時、聞いてしまったSくんは翌日から不登校になりました。

あと、行事に付き添いしているヘルパーさんにPTAを手伝わせようとする動きはまだあります。

ちょっと、私が子供の頃の話に飛びますが。
私は、公立が、校区の小学校も支援学校も受け入れ拒否をされて、私立に通っていたので、PTAはやりたい人がいて、私の母もやりたい方で立候補していました。円滑で良いPTAだったと思います。

今、Sくんが通っている公立小学校は、誰もPTAをやりたい人はいません。しかも全校約140名と人数が少ない。更にSくんの学年は16人しかいません。円滑に回るはずがない。

だから、「何が何でも免除なんて許さない!」って気持ちや、「私も我慢してやったんだから、あなたもしなさいよ!」という気持ちが溢れていて、みんな、ギスギスしています。

ギスギスした中に配られた一枚のプリント、”差別はこうして生まれる”がよりはっきり見えるようになりました。

私は、小心者なので、私が、人を傷付けるのがこわいです。でも周りは、一回暴言を吐いてしまったら、平気になってしまう人もいて、一回入ったエンジンは途切れることなく、暴走し続けます。「PTA、保護者は皆平等!」の前に、「障害者は差別していい!攻撃開始!!」みたいな間違った空気に洗脳された人たちもいます。

で、そんな様子を子供たちは見ています。

PTA免除から一年後の近況報告でした……。

つづく。