かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第397話「イレギュラーを受け入れられない」【2017年10月】

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よく、発達障害のある子は、イレギュラーを受け入れられないと言いますが、どんな感じか、かいじゅう兄弟の様子でお伝えしてみようと思います。

●「運動会の代休に、近くだけど、二人でご飯を食べに行こうか!」とSくんと約束していたら、雨…。しかも予定していたお店が臨時休業…。午後には弟Aくんの訪問型のOTもあるし、遠くへは行けない…!困ったな…と思ってSくんを見ると、行く気満々!!!事情を説明したら、やっぱりパニックに。でも、「雨の中で少し遠くへ歩く気がありなら行こう!」と前向きに別案で誘ったら、機嫌が直り、出発する事ができました。

●髪を切りに行く事を拒む弟Aくん。なんとか誘っていい感じに短く切ってもらって、カッコよくなりました。翌日、「保育園でもきっと、カッコイイ!って言われるよ〜」と送り出したのですが…。ブチ切れて帰宅。どうしたのか聞いたら、「女の子みたいって笑われた!ぶん殴りたかったけど、我慢して帰ってきた!」と言って、家の中のものに八つ当たりする始末…。「どこが?!ぜんぜん女の子みたいと違うやん。お友達がふざけてたんだよ。言い返してきても良かったよ!」とOTの先生が言うと、「いや…言い返したら手が出てしまうからもう何にも言わなかった」と話していました。弟Aくんは、感情に物凄くブレーキがかかるようになりました…。

●昼、外食でたくさん食べて、帰って久しぶりにトイレでスッキリ(Sくんは便秘症)。「ホットアイマスクが欲しい」と言うので買ってあげたのを、「すぐに使いたい」と言うので昼過ぎに使ったらそのまま爆睡…。Sくんは夕方まで起きませんでした。この日は、雨で、弟Aくんの訪問OTを家の中でするので、「午後はみんなで座って粘土しようね」と伝えてあった日。夕方起きてきたSくんが嬉しそうに言いました。「A!今日はAのOTの先生と粘土しよう!!」。弟Aくんが言いました。「先生はもう帰ったし。今日はお水で習字した。時計見てみ!もう5時やで!」。パニックでSくんは泣き出しました。部屋のものに八つ当たりして、クタクタになるまで泣きました。「起こしに行ったけど、起きなかったよ。ご飯を食べて、ウンチも出て、目があったかくなって、たくさん寝て、良かったやん。素晴らしい代休だったよ。粘土はまた今度やろう。必ずやろう。」なだめて、なだめて、二人でぐったりしました。

●工作好きなかいじゅう兄弟。でも片付けはなかなかしません。そして、Sくんが大切にしていた「駄菓子を本物サイズに再現して描いた小さな絵」がなくなってしまいました。弟Aくんを疑い、猫を疑い、私を疑い、最後にはパパが捨てたんだと泣き出しました。「パパが捨てたところを見たわけじゃないなら、決めつけてはいけないよ。自分が片付けをしておかなかったから、なくなったのではないの?自分の身に起こる全ての災難は、自分が引き起こしたかもしれないと考えてみて。」※Sくんは被害妄想がだいぶ強いのです。しかもSくんが泣き出してパニックに陥った時は私が体調不良で寝込んでいる時でした。「今すぐ代わりにママが書いて!」と泣き叫び、パニックでSくんは吐きそうになりました。「よく見て。今のママは体調が悪いから、後から良くなったら、一番始めに描いてあげるよ。だから、これからは大切なものは必ず片付けするんだよ…。」ようやく泣き止みました。私もSくんも疲弊してしまいました。

この4つのエピソードは、一日に起こりました。いつもだいたいこんな感じです……。

つづく。