かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第403話「続く、集団登校の問題」【2017年10月】

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集団登校がいつもネックになってきたSくん。そもそも学校へ凄く行きたいわけではなくて、集団登校には苦手なクラスメイトがいて、みんなに合わせて一定の速度で行かなければならなくて。運動会後、疲れからか?出渋りが始まりました。

なんとか自分のテンションを上げる為に、付き添いのヘルパーさんに自分が好きなものの話をし続けているようなのですが…。とにかく、元々歩くのが遅いのです。

苦手なクラスメイト:「Sがいると遅い!早く学校行きたい!もうSは置いて行こう!」
一番後ろに付いている副班長:「みんな止まって〜。Sくん、お喋りしてもいいけど、早く歩いて。」
苦手なクラスメイト:「もう!Sは置いて行こうって!」(と言って、班長を抜いて走り出す)
先頭にいる班長:「走らないでください!班長より早く行かないでください!」

こんなやりとりがあるようで。集団登校班はばらばらに。

夕方自宅で、Sくんに"みんなを困らせてはいけないよ?"、"もう少し早く歩けない?"、"喋るのをやめてみたら?"と聞いてみたところ…
Sくん:「お喋りしなくても早く歩けない!もう学校行かない!」
と言ってパニックを起こし、発狂してしまいました。

・それぞれの子供の言い分もわかります。班長さんと副班長さんは高学年としてよく頑張ってくれています。早く学校へ行って遊びたくてイラつくクラスメイトの気持ちも分かります。

・でも、Sくんはなんとか学校に行っているレベルで、早く歩くレベルにありません。そこを周りのお子さん達に理解させるのは不可能です。

・Sくんは集団登校班に入らない選択を過去に何回かしていますが、学校側からは注意されてしまいます。

・Sくんにはヘルパーさんが付いているのでSくん自身の安全は確保されています。

というわけで、「出発はみんなと集団登校班で出ても、Sくんが遅れ始めたら、"ヘルパーさんがいるから、大丈夫だから"、Sくんを置いて行ってもいい」と同じ班のみんなに"先生から"伝えてもらうことにしました。

我が家にとってみれば、集団登校の時間に出発できているだけでも大きな成長ですが、みんなが迷惑する事は、周りはもちろん、Sくんにとっても良くない事だと思うのです。

たかが集団登校ですが、Sくんにとっては毎朝の大きな課題で、大きな大きな壁を壊しているくらい精神的にも体力的にも大変なこと。なるべく負荷を減らしつつ、周りのルールの範疇にもいる選択を、学校側と確認し合わなければならないなと思う出来事でした……。

つづく。