かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第545話「パパのアスペルガー症候群について」【2018年3月】

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おそらく……パパはアスペルガー症候群です。
(以下、一般的なアスペルガー症候群の解説は、リタリコ発達ナビを参考にしています。https://h-navi.jp/column/article/136

アスペルガー症候群言語障害や知的障害はなく、周りからは、"変わった人"と思われて済まされてきた障害です。パパは"変わった人"です。

アスペルガー症候群の代表的な3つの症状は……
・コミュニケーションの問題
・対人関係の問題
・限定された物事へのこだわりや興味

1.パパのコミュニケーションの問題について
会話能力は、表面上は問題ありません。パパは普通の社会人として仕事をしています。しかし、会話の裏側や意図を読み取れません。曖昧なコミュニケーションは苦手で、言われたことをそのままの意味として受け取ってしまいます。我が家でよくある会話のズレです。何回も言い直して説明してあげなければ、傷付いたり、怒り出したりします。でも相手を不快させたり、傷付けたりは平気ですか。パパは遠回しに発言することが困難で、言い方がキツく、ストレート過ぎます。特にSくんに対してそうです。毎日暴言です。私と、二人っきりで話していても、自分の名前を呼ばれないと相手が誰に対して発言をしているのか分かりません。必ず、パパ!と呼んでから話します。想像力がかなり低く、体験した事しか分かりません。指示されたこと以外に考えが向かなかったり、相手や環境の変化に気付きません。ほんとに……パパは、何も、想像したり、予測したり、裏を読んだりできません。相手の気持ちや状況は一切分からないのです……。

2.パパの対人関係の問題について
場の空気を読むことが困難で、相手の気持ちを理解したり、それに寄り添った言動が苦手で、法事など、親族の集まりでは喋らないように気をつけているようです。よく、社会的なルールやその場の雰囲気を平気で無視をしたような言動になります。パパは、法律に引っかかるような事も自分には関係ないと判断する事があります。場にそぐわない発言や回答をしたり、相手が何をどう考えているのかを想像することはできません。自分の言動がその後どうなるか、他の人にどう影響するか、想像する事ができず、説明すると驚いた反応をします。会話や状況のイレギュラーに対して臨機応変に動く事はできません。パパはパニックになり真っ赤になって硬直します。何も考えずに見たまま、思ったままの発言をして、相手を傷つけてしまいます。ちなみに、繰り返しになりますが、パパは相手を傷つけてしまっても平気だそうです。気にしていないようです。謝る意味も分からないし、謝る事もしません。

3.パパの限定された物事へのこだわりや興味について
一度興味を持つと過剰に熱中します。法則性や規則性のあるものを好み、異常なほどのこだわりを見せることがあります。パパは仕事や家事に異常なこだわりを見せています。マイルールがあり、法則や規則が崩れることを極端に嫌い、自分の決めた予定や手順などを変えることを嫌い、頑なになります。無理に変更すると混乱してしまいます。だから……天候の変化で、洗濯物に対してパニックを起こします。大雨でもベランダに干したり、大量でも一度に洗おうとします。記憶力が高く、興味のある物事に関しては、大量の情報を記憶したり、引き出すことができます。大変、頭が良いようです。私には真似できません。集中力があり、興味のある物事に関しては、一度手を付けると熱中しすぎて周りが目に入らないこともあります。仕事は大好きなようです。興味のある物事に関しては、一度話し出すと夢中になりすぎて止まらなくなります。こちらの話には関心薄な割に、パパはドバーッと話してきます。

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アスペルガー症候群の症例にバチっと当てはまるパパ。自分では気付きません。家族の方が、うまくコミュニケーションが築けず自信をなくしたり、周りに相談しても理解してもらえないので孤独を感じたり。鬱のようになります。こんな様子にも名前があって、カサンドラ症候群といいます。

ここまで、分かっていますが、身動きが取れず。そんな人と結婚するからやん!(選んだ私が悪いの?)、離婚したらいい!(離婚を選べない私が悪いの?)、などなど。一緒にいなければ体験しなくて済むと言えばそうですが。重度の身体障害のある私に発達障害が、あるかいじゅう兄弟と3人で飛び出して……暮らしてはいけそうにありません……。

つづく。