かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第551話「健常児対応」【2018年3月】

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もうすぐ卒園というタイミングで……保育園へ行かなくなった弟Aくん。今までも保育園は大嫌いで、病気のママの為に仕方なく行ってくれていました。今回行きたくない理由は、繰り返しの嫌がらせに耐えられなくなったからです。実際に私も、お迎えの時に3人に囲まれて嫌がらせされる様子を目撃しました。

その時は3人から発表会の時の歌を替え歌で歌われていました。Aくんが「やめろや」と言ってもやめないので、3人には「もうやめてあげてくれる?」と私から注意しましたが、ますます大声に、酷くなってしまいました。

……で、Aくんが爆発。「お前ら、早く、死ねや」と言い放ち、周りは「死ねって言ったらアカン……」とドン引き……。

Aくんは号泣しながら帰り、家で、「死にたい」と更に爆発。窓を蹴って壊してベランダから飛び降りるか、玄関から出て道路へ飛び出て車に轢かれるか、して、死ぬと宣言。私はそれを抱きしめて阻止する……。

と、そんな事がありました。

保育園の先生とお話はしましたが……、やっぱりいつもの「お互い様ですから〜」の反応。先生曰く……

・Aくんも他の子に嫌がらせをしているからやり返しされただけ。替え歌は流行っていてふざけているだけです。
・Aくんは楽しそうに園生活を送っているように私(先生)の目には見えるから、嫌がらせは受けていないと思います。
・この事で、Aくんには、"人の気持ちが分かったやろ?"とお話します。

と言うので、あ……それ、ちょっと違うな、と。発達障害のある弟Aくんは、"人の気持ちは分かりません"。これは、Sくんもそうです。

たぶん、保育園の先生は、健常児に対する指導をしているのかな、と。今までずっと、弟Aくんに、人の気持ちを考えなさい、(やられた時は)人の気持ちが少しは分かったやろ?と話してきたようなのです。

Aくんが、保育園嫌いなの、よく、分かるわ……。Aくん曰く……
「誰も分かってはくれない。」
「誰も味方はいない。」
「先生は怒鳴ってばかり」(←こちらも目撃した事がありますが…かなりの怒鳴りっぷりで、失敗をしたお友達の肩をおい!おい!と押しながら責めていました。泣いてもやめませんでした。)

長年、療育に通い、2つの病院へ通院し、OTを2つ(通所と訪問)、精神薬を飲んで、やっと保育園へ通えていた弟Aくん。Aくんにとって死にたい程の事があった時に、その気持ちを受け止める人は保育園の中におらず、逆に指導されてしまう。健常児と障害児、本当に"お互い様〜"なのか、私は疑問に感じました。

障害児だから特別扱いしてくれと言っているわけではなくて、健常児とは違う構造、物の捉え方、傷付き方をしているという事を分かってやって、Aくんの気持ちに寄り添って欲しかった。私には、先生は、中立を保つ事と、気持ちに寄り添う事を捉え違いしているように感じました。

何回か転園を考えた事もありましたが、こんな環境に私はAくんを置いてきてしまいました。

どちらかと言えば年齢より数値が高く出る弟Aくん、大人びた感じがします。なんでも出来る方です。発達検査で凸凹はありますが、総合すると、平均か、平均の上。薄いグレーです。だから、行き先は普通の保育園でした。これから先も、普通の小学校の普通学級へ行きます。

とりあえず、本人が行かないと言うので、保育園はお休みさせます。卒園式は出て欲しいな……と親の勝手な希望を汲み取っているのか、卒園式だけは行くと言ったり、卒園式行かずにサッカー行くと言ったり。まだ迷っているようです。ちなみに、私、卒園対策委員です(笑)。まさか、卒対してるのに我が子が卒園式出ないかもしれないなんて?他の卒対さんに言えませんね……。

つづく。