かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第560話「受け流したはずが」【2018年3月】

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* * *

和歌山に暮らす父と認知症の祖母。隣の家に父の弟夫婦。4人は高齢です。

ある日、手違いで、祖母の歯医者さんの訪問時間に、父は京都で仕事、おじとおばは買い出しに出てしまっており、お寺の門が閉まっていました。ちょうどそのタイミングで父が仕事先のお宅に携帯を忘れてきてしまったというトラブルが重なり、訪問型の歯医者さんが、父の仕事先の方から私の電話番号を聞いて(何度も着信があったから、代わりに応対されたそうです)私に電話をして来られました。

非通知設定の電話:「◯◯◯◯(←見知らぬ名前)さんの件で!どういうことですか!門が閉まってるやないですか!」
私:「間違い電話ではありませんか?◯◯◯◯さんを私は知りません。」
非通知設定の電話:「◯◯◯◯さん……あ!違うわ!△△△△さんや!あんた、あの人の孫とちゃうんか?私は訪問型の歯医者で、わざわざ来たら門閉まってるし!どないなっとるんや!?」
訪問型の歯医者:「あ……今日は祖母の訪問歯科の日だったという事ですか。申し訳ありませんが、私、京都に暮らしておりまして、今、事情が分からないのです。父は今、携帯を忘れた先のお宅に向かっておりますので、私から父へ連絡が付きません。」
訪問型の歯医者:「はぁ?!お父さんの携帯の件は知っとるわ!あんたなぁ!長女のくせに!京都に暮らして!老人ばかり和歌山に残して!面倒も見んと!前におじいさんの時もこんな事あったんや!どういうつもりや!跡取りのくせに!!」

(えー……確かに長女ですが。障害児として生まれた私は寺の跡取りではないのです……。)

私:「すみません。繰り返しにはなりますが、私に、今、話されても、父に連絡は付きません。あなたにご足労頂いた事は申し訳なかったのですが、私に今出来る事がありません。お引き取りください。」

プツ!っと電話は切られました。

何だったんだ……。モヤモヤする……。

結局、手違いだったと分かったのですが。人間性を疑うような言いっぷり。長女だとか、跡取りとか、京都に離れて暮らしてるとか……他人に言われる事じゃないし。我が家は我が家なりに障障介護で手一杯、父も和歌山で老老介護しています。互いの仕事の都合、通院の都合で、どちらかに寄って暮らす事もできません。

外出先の用事の途中だったので、受け流してその日を過ごしましたが……。夜、体調に異変が。

またか……
PTAトラブルの時もあった……
不安感と腹痛、動悸、息切れ、吐き気、眩暈……。

ただ、ひたすら、ソファーで我慢していました。

翌朝落ち着いたので次の用事に出ました。報告を受けた父はあまりに腹が立ったようで、歯医者を別の所へ変えたそうです。

介護の在り方や暮らし方。何も知らない、関係ない、言いたい奴には言わせておけ。と、思っていたはずが。私の中で年老いていく親族の介護に対する不安があったのでしょう。ウィークポイントへ、久しぶりに重めのパンチを食らってしまいました……。

つづく。