かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第575話「記憶の濃さ」【2018年4月】

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物忘れが気になりだしてから一年。メモをとったり、リストを作ったり、タイマーをかけたりしてなんとか過ごしています。私の場合、今聞いた事がすぐ分からないような事や、話している最中に何を話していたか分からない、在庫管理や過去の出来事を振り返る時に、この記憶が今日なのか昨日なのか、もっとずっと前の事なのか分からなかったりするのです。


それでいて、子供時代やかなり前の出来事は部分的に鮮明です。しかし……時々、思い出話をした時に、確かにそこにいたはずの相手が、その事を忘れてしまっていたりして、すると、この鮮明なはずの記憶は本当にあった事なのか?自信がなくなってしまいます。


すっかり覚えていない期間や時間軸で近しい事でも忘れてしまっていて、相手に失礼があってはなりないので、知っているふりをしたり、テキトーに流したり、話を変えたり。そんな態度が余計に失礼にあたってしまう場合もあって、そろそろ、"私は物忘れが酷くて病院で診てもらっています"と伝えてしまった方がいいかな?と思い始めています。


Sくんは、どうやら、記憶が一年ごとに縦の軸になっているようで、一年前や二年前の今日や昨日の事を、今あったように話したります。繰り返し同じ話をする事もあります。


弟Aくんはまだ6歳ですが、昔の事を忘れやすいようで、一年くらい前の事でも、何も覚えていない事があります。


二人とも私と同じで、短期記憶はかなり弱いので、言われた事が言われたすぐから消えて無くなるようです。だから、聞きながらメモをとるか、相手から紙で情報をもらうか、した方がいいよと話しています。


すぐに忘れてしまう事は、バカだと言われたり、相手が失礼だと怒り出してしまったりするのですが、そういう脳なのでどうしようもなく。なるべくトラブルにならないように回避策を打つか、事実を伝えていくしかありません。


記憶力一つとっても、誤解から生まれるトラブルや、学業への影響は多くあり、二人は苦労するだろうな……と思います。


私の時は、勉強がやった程は身につきませんでした。記憶に関係ない科目の成績は良く、記憶に関係ある科目は補習や追試レベルでした。ただ、補習や追試をいくらされても、いつまでも100点にはならず(100点になるまで追試のある科目がある学校だった)。先生が首を傾げていました。


あの頃に学習障害発達障害という言葉を自分が知っていて、検査を受けて、診断が付いていたらな……、もう少し気が楽だったかなと思います。歴史や漢字、記憶に関係する科目の成績が悪いことに変わりはなかったと思いますが、気は楽だったかな?と。


人になんて言われるか、配慮を受けられるかより、"病気だから仕方ないんだ"と、自分が自分を諦められるか否やは重要なんじゃないかと思います。


パパがよく言う、アホが努力してもムダ!とは違う意味の、学習障害があって身に付かない努力はしてもムダ、と、思います。他のやり方を探したり試すか、その科目に対する努力を捨てて、そのパワーを他に回すか。周りがどう言うかではなく、自分が納得して、判断したらいいと思うのです……。


つづく。