かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第594話「日本の縮図」【2018年5月】

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その日は、パパが出張な上に遅くまで残業で。私一人でかいじゅう達をみていましたが、二人ともコントロール不能。お風呂に入れるまでにそれぞれ1~2時間かかる状況でした。体調も悪い。なんかもう死にたいな…くらいにキツくて。とりあえずご飯と薬は与えて、部屋を片付けて。他の家事を残したまま倒れるように寝室へ。すると夜中に…パパの暴言が聞こえました…。


最近、私の体調が悪くて家事が何もできない事が増えて来ました。ほんとに、生きてるだけで役立たず。ヘルパーさんは午前に一回のみで(一回来てくれるだけでも有難い)、すると、夜に、山積みの食器と、回した洗濯物を干すのが残ってしまうのでした。


我が家にはパパしかいない。残業から帰った夜中、大きな声で暴言を吐きながら、家事するパパ。それ、聞こえてるよ。もう限界だな…と思いました。


最近、障害者の介護も、障害児の介護も、老人の介護も、家事も、仕事として全部どこかに依頼する方がいいのではないかと思い始めています。仕事なら、こちらはお金を払って依頼できる。それから、作業に携わる人は、お客さんのいないところで愚痴をこぼせばいい。家族は無理、距離が近過ぎる。愚痴や暴言が当人に聞こえてしまう。


健常者1、障害者1、障害児2。家族が、我が家のように助け合えないバランスの場合、体が健康な人だけが疲れ果ててしまう。あと、家庭内で、障害児2のケアもなんとか障害者の私でやっているけれど、難しい。たぶん、私が障害者でなくても、難しい。


高齢者が働けなくなってからの人生が長く、少子化も加速し、様々な障害児、障害者が増え、日本の中のバランスは、どんどん傾いてきている。我が家のように。真面に一人分動ける人材が少なくなる中で、人手不足になるか、動ける人に重圧がかかるか……。


外国人労働者をたくさん入れたらいいとか、ヘルパーの試験を簡単にしたらいいとかいう問題ではなくて。超高齢化社会で、人口が減少している日本は、我が家みたいになって、重圧がかかる健康な人も、役に立てない人も、心が蝕まれて、国がどんどん衰退して、消滅するのではないか…と思うのでした……。


家族の介護、頑張ってトライしてみて、キツ過ぎると判明したら、業者に依頼してもいいと思う。家庭内は、心の疲れが、暴言、暴力、虐待に発展しても外に見えないから、危険だと思う。でも、日本全体として、人手不足の問題もある。さて、どうしたらいいか。今、真剣に、考えなければならないと思います……。


つづく。