かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第602話「具体的な虐めはないけれど」【2018年5月】

ご訪問いただき、ありがとうございます。読者登録をしてくださった方、星をくださった方、メッセージをくださった方、ありがとうございます。ありがとうを糧に更新を続けていきます。これからもよろしくお願いいたします。

* * *


具体的な虐めがないと、学校の先生は動かない気がします。(具体的な虐めがあっても、知らない、動かない先生よりはマシですが。)Sくんが独りで過ごしているのは確かで、"それで問題ない"とされているとしたら……。再びSくんが学校へ行けなくなるのは時間の問題かな……と思います。


Sくんは独りでいる事を望んでいません。絵を描くのは好きですが、仕方なく、それをしているのです。人数の少ないクラスで、他の子は何をしているかと言えば、男子は外でサッカー、女子は女子でかたまって外で過ごしています。Sくんは運動音痴でサッカーに参加しても、足手纏い。ちゃんとやれやー!とか、走れー!とか、スポーツ中の熱のこもった感じのアレが苦手です。


昔は一緒に遊ぶお友達がいましたが、クラスのリーダー格の子に虐められたり、2回の不登校の間に離れていき、昔、一緒に遊んでいたお友達は虐めをしていたグループ側へ入ってしまいました。たまに我が家へ遊びに来ることはありますが、学校では口もきかないそうです。


誰も口をきかない、遊びに誘われる事もないって……。無視やん!!そりゃ、毎朝、学校へ行きたくないと泣く理由も分かるな……と思います。


クラスの子達はきっと気付いていなくて。きっと、Sくんがまた不登校になっても、転校しても、死んでも、気付かないだろうな……と思います。ちょっと冷たい言い方ですが、クラスの子達にとっては"どーでもいい事"なんじゃないかなと思うのです。


具体的な虐めはない。

みんなで口をきかないだけ。

Sくんは独りでいるのが好きな子だと思っている。


と、言われてしまったら……。目に見えない大きなに闇みたいな物があるな……と私は思います。具体的な事象がないので、担任の先生の方で、すぐにどうにか出来る事でもないな……とも思います。(とりあえず不登校になれば先生は動くでしょう……。)


……あのクラスに漂う不思議な虚無感。私が、クラスの子達を変える事はできませんが、Sくんが通っていて辛いのは分かります。再び、Sくんを休ませる準備を始めてもいいかなと思っています。私の体調がとても悪くなっているので、十分な対応はしてやれませんが。次にSくんが泣いた朝は、「休む代わりにコレやろう」と、何か楽しみながらできる教材を用意して出してあげようと思います……。


つづく。