かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第603話「独りで大丈夫と思う事」【2018年5月】

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ある日の病院帰り。高槻はJR貨物がよく通る。通るたび、Sくんの夢を思い出して胸が熱く、痛くなる。


JR貨物の運転士になりたいって。でも、その為にはずっと普通学級で行くか、大検とるかして、いい大学卒業しなきゃダメなんだわ……。


独りぼっちだと泣いたり、不登校とかしてる場合じゃないんだわ……。


無視する人の心理って……話す価値もないと誇示してるか、存在自体をいないものとして見ているか、めんどくさい状況にフタをしたいか、単純に黙っていてほしいか……なんやって。


無視って差別みたいなもんやし、無言で存在を否定してるわけだから、酷いな……って、親としては思うけど。


話を裏返して。


"Sくんが相当嫌われている"んだとしたら。


どうしたらいいかな。Sくんって普通には話せないし、声大きいし、パニックもあるし。これ、病気だから治らないんだよね。だからと言って、クラスの子達にそれでも受け入れてって、私は思えない。


私はSくんの味方だけど、嫌なものは嫌、嫌いなものは好きになれないのは分かる。


だから、Sくんには、いつかどこかで誰でも目から血が出るほど頑張る時が来るから、今、頑張って欲しいと思う。私が生きてるうちに頑張って欲しいと思う。


目標、夢、希望があるなら、独りぼっちでも、勉強は続ける事、なるべく欠席はしない事、心を強く持つ事。独りで大丈夫と思う事。


私:「ママもずっと独りだったよ。小学一年から大学四年まで、クラスに溶け込んだ覚えはない。友達はいたけど、大きな集団にママは入ってなかっあ。入りたいと切に願った時期もあったし、入れてくれなくて結構です!と突っぱねた時期もあった。けど、クラスや学校は違うけど、ずっと態度の変わらなかった友達、先生はいた。そんな人を一人でも見つけられたら、教室っていう空間に独りでいても、それは独りぼっちじゃないんじゃないかな?あと、誘われるのを待つんじゃなくて、一回、サッカー教えて~とか、サッカー入れてって言ってみたらどうかな?それでも断られたら、また、ママや先生に相談して欲しい。」


担任の先生とも連絡を取りました。ずっと独りでいるというわけではなく、みんなとずっと口をきいていないわけでもないそうでした……。


つづく。