かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第617話「クレイジーな毎日」【2018年6月】

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それなりに。悲しんだ気持ちを隠して、人がいるところで泣かないように、してきたつもりです。元気いっぱいではありませんが、だいたい化粧をすれば元気そうに見え、服をコーディネートすれば人生を楽しんでいるように見えます。


みんなに心配されたいわけではありませんが、現状、様々に劇的な節目を迎えていて、平然としている方がおかしいような。死を意識しながら、何か前向きに捉えられないか=ポジティブシンキングをしようとしたり、何か裏返せば学びがあるんじゃないか=クリティカルシンキングをしようとする所が私はやっぱり普通でなく、クレイジーだと思います。


手術が2つかも、死ぬのかもよ?と、過ぎった2日目の夜、疲れながらも家事をして、夕飯の時間。子供達へくどくどマナーやルールについて怒鳴り続けるパパ。この時はSくんがサラダを、弟Aくんが白ごはんを残していました。どちらも多く与えていたので残しても、私が食べるからそれで良かったのですが……。


パパ:「バランスよく食べろや!残すな!」


正直、我が家の食卓は好き嫌いが一番激しいパパに合わせたメニューで、子供たちはそれに付き合わされている状態です。今回は残した件について……でしたが、隣で聞いていて……


私:「そのくらい、どうでもいいやんか。ずっと怒鳴り続けないで。」

パパ:「はぁ?お前なにも分かってないな!はぁ……。」

私:「多めに入れてるから残していいし、いつまでも言い続けて、吐いても、口に突っ込むって言うの?吐くよ、絶対に。」


パパの論点と少しズレたのかもしれません。が、私からしたら、好き嫌いが異常に激しく、自分が食べれない物は食卓に並ぶ事も、冷蔵庫に入れる事も嫌うこの人に、あーだこーだ言われたくないと思いました。


私:「自分、好き嫌い多くて、みんなが合わせてるのに、なんなん?とりあえず、ずっとぐちぐち言い続けられるから、ずっと、もう何年間も、何食べてもまずいわ。不快だし、もう我慢できない……」


と言っているうちに、みるみる腹が立ってきて。Aくんが残した白ごはんを私のお茶碗に入れた、それを、窓ガラスに投げつけたい衝動にかられて。


やめました。


寝室に移動して一人きりになって、泣きました。食べた物も吐きそうになって、吐き気止めで止めました。バカみたい。茶碗投げて、窓割ってやれば良かった。そうすれば、少しは、私の悲しみや怒りやなんかがパパに伝わったかも、しれません。


またまたクレイジーな事に、その涙も、15分ほどで止まりました。すぐ、枯れるようです。


パパは何も気付きません。都合良く、『体調が悪くなって急に途中から食べられなくなったんだ』と本気で思うのです。


彼には何も伝わらない。


だから、伝える努力をする事や、腹を立てる事が既に間違いで、テキトーにお給料から生活費をもらって暮らしていくしかないのです。酷い言い方だけど、暴言を吐くATM、私のATM、お喋り上手になったわ、それくらいの感じなのです。


普通を取り繕う、異常なポジティブシンキング。ほんとにクレイジーな毎日です……。


つづく。