かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第635話「笑いながら悲しむ」【2018年7月】

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あぁ、たぶん書いても伝わらない。このSくんの深い悲しみの記憶が、Sくんの中に残るって事。


連絡帳を開いて。


・Sくんが参加している普通学級の算数、授業内で、計算プリントをした後、隣の子と交換してお互いに丸つけをしたようですが、Sくんは3桁の割り算が分からず、隣の子に全部バツをされ、"8分の0"と書かれてしまいました。


算数は以前のような個別対応をお願いします。


・給食時間の支度について分からない事があったそうで周りに聞いたら「は?何回もやってるやん。それくらい分からないの?」と言われてしまい、分からないまま何もできなかったそうです。


大人でも理解できない発達障害をクラスメイトに理解させることは難しいと思います。Sくんに努力させてできるようにする事も難しいと思います。他のお子さんを指導して欲しいというわけではありません。Sくんを傷付けない為にできる事は、育成学級への逆交流か、学校を休ませる事くらいしか思いつきません。


……連絡帳に書いてみて。これで、どれだけSくんが傷付いたか……は伝わらないなと思いました。Sくんも見た目明るく、たんたんと、「また学校へ行きたくないような事があったよ。」と切り出しました。きっと、その事があった時も、明るく、たんたんと、人形のようにしていたと思います。


ちょっとした事で、ドーンと暗闇に堕ちていく。しかし、Sくんの顔はいつも笑っていて、平気そうに見えるのでした。


学校側にお願いできる事に限界がある事(育成学級は満杯)、高学年になり勉強は複雑に難しくなっているという事、iPadなどを導入するにしてもその効果の実績を家庭内で積めていないという事(絶対これで上手く行きますという段階にない)、周りのお子さんの成長によるところも大きいから影響はコントロール不可能である事、本当にまた休ませるなら、もう高学年、本気で進路を視野に入れながら学習法を模索しなければならない……と思うのでした。


なんでこんな時に私体調悪いんやろ?とも思いました。


深く悲しむ事のない人生をSくんに与えるには、私はどんな準備、どんな努力をしたらいいか。調べて考えています……。


つづく。