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かいじゅう兄弟は"決められた時間"に従えません(学校では我慢して従っている模様、だからストレスも持ち帰る)。
宿題の時間、お風呂の時間、ごはんの時間、声かけしても守ってくれず。下校後の生活はズレズレ。寝る時間に影響しています。
Sくんは何とか宿題だけは先にしてくれますが、弟Aくんはすでに普通学級の普通の宿題がキャパオーバーで、取り組み拒否、取り組んでもかなりの時間がかかり、号泣しています。
お風呂は本当にイヤイヤで。時間が経ち、お湯が水になり、追い炊きがないので、ずっとシャワーです。
更に、ごはんの時間は、お腹が空かなきゃ食べないけれど、お腹が空いたらすぐに食べたい形。夕方以降、私が体調を崩してトイレで吐き下していたら、「早く出せ」と騒ぎます。
『こっちの気持ちも考えて!』と思いながら、『ああ、若い頃の自分もそうだった』と、思うのでした。
私も、大学時代は制作中心に自分勝手に生きていました。四年のうち、二年までに単位を全部とる計画だったので、課題提出日が重なり、三日寝れないとか、夜中起きていて午前寝るとかありました。
お母さん:「ごはんの時間だよ。」
私:「今、集中してるから、邪魔しないで。声かけないで。ごはんいらん。」
という日もあれば……
私:「今すぐごはん出せる?」
お母さん:「そんな急に言われても出せないよ。」
私:「なら、いらんわ。」
という日があったり……
かいじゅう兄弟のそれとよく似ていました。とにかく、"集中している事が優先"であって、家族と暮らしている感覚はなく。"家族が決めた時間"に従う気はありませんでした。
ちなみに、小学生時代は、塾とお稽古通いで、ほとんど家で夕飯を食べておらず。パンかおにぎりか巻き寿司でした。中、高は部活帰りに買い食い、更に帰ってから一人夕飯。それから家庭教師が入っていました。
なんだかんだと、自分勝手なごはんの時間にさせてもらっていたと思います。
・誰かが決めた時間に従う事に意味を感じない。
・何より、集中している今が大事。意味がある。
私はこんな感覚でした。きっと、かいじゅう兄弟もそうです。だから、本当は気持ちがよく解ります。
私は、妻になって、母になって、持病が悪化して、優先すべき事が"集中している今"より高くなって、制作や仕事は後回し。周りの作家仲間より劣る自分にも慣れ、何も感じなくなりました。ようやく、普通の人に近付けた感じです。
ごはんの時間をめぐるバトルをかいじゅう兄弟と繰り広げながら、その熱意、集中する力を、保ちながら、上手に集団生活できるようになってくれたらな……と思います。
ごはんの時間についてでした……。
つづく。