かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第707話「代用すること」【2018年9月】

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Sがクリニックで受けていた"ICTを学校生活へ応用する為の講座"が終わりました。半年で身についたか……分かりませんが、計算や暗記、漢字、今、Sができないこと、苦しんでいることは大人になったら求められません。計算は計算機ですればいいし、書類は手書きではありません。自分の名前が書けたらサインはそれでOK。たいがいスマホのアプリで調べて、漢字も分からなくてもこっそりスマホで調べてから書けばいいです。……私がそうだから。必ず、どうにかなる。


ただ……、待ってるだけでは何も変わらないので。"できません"の発見から、代用へ繋げる努力は必要だと思います。ちなみに、タブレットを普通学級で使う事には抵抗があるそうです。そりゃそうだ。みんながスマホ禁止の中、合理的配慮だからってSがタブレット使ってたらまた標的にされるでしょう。今のところカメラだけは代用として使って行ったらどうか、本人とよく話し合っています。


あと……車椅子や眼鏡の話を学校の先生はよくしますが、見える障害は子供でも分かりやすいけれど、見えない障害は大人でも分かりにくい。どこにでも良い人はいるし、嫌な人はいる。バカもいる。説明しても永遠に理解できない奴がいます。それをスルーする力もいる。


もうすぐ、あと一年と半年したら、中学です。まだまだSの困難は続きますが、少しでも"生きてて良かった"と思えるように、私は後ろから受け止めていきたいです……。


つづく。