かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第708話「マニュアル」【2018年9月】

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発達障害のある人は空気が読めないってよく聞く言葉だけれど、具体的には、独特のルールやマニュアルがあって、トラブル回避のためには、周りがそれを繰り返し実行する必要があるという事です。


例えば、キッチンで。私が食事の支度をしています。すると、隣に、パパが洗い物をしにきました。


我が家は流しの下に、食器の入っている引き出しが二段あります。食事の支度をしている私は、そこから、食器を出したいタイミングがやって来るわけですが……


私:「ちょっとよけてくれる?」

パパ:「……。」

洗い物を続けてよけてくれません。

↑これは間違いで。


私:「今、調理中で、出来上がったおかずをお皿に入れたいから、お皿を出す為に、洗い物をちょっと止めて、よけてくれる?」

と、言うと、よけてくれます。


当然、調理中な事は見えているはずで、当然、調理が終わればお皿が必要な事は分かっているはずで。でも、"当然◯◯なはず"は通用しません。


空気が読めないと言うとコミュニケーション下手や友達がいないような印象ですが、そういう意味ではなくて。空気のような"当然◯◯なはず"、"当然これは把握しているはず"が、無いのです。


だから、浅い関係でのトラブルは起きません。会社でもそれなりにやっているようです。困るのは、特性バリバリな自分を出す家庭内、家族や同居をしているパートナーは、気付くはずです。そして、自然に、ルールやマニュアルができて回避するようになっていきます。


空気が読めない、には、マニュアルという続きがあるという話でした……。


つづく。