かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第731話「適切な努力のために」【2018年10月】

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弟Aくんは、「俺、Sのようになりたくない。」とか、「勉強遅れてるSはダメな奴だ。バカだ。」と繰り返し言っていました。まだ7歳のAくんにSの学習障害を理解させるのは、まだ無理です。でも偏見ゴリゴリで、Sが苦しそうで、すぐに喧嘩になって。どちらももう少し成長すれば分かり合えるかな?と思っていました。


が、しかし……弟Aくんもやっぱり学習障害があるようで。国語の読み書きに難あり。漢字の「五」を何度書いても「五」にならず。宿題も直しが繰り返しあり、音頭も機械のような読み方……。


本人は努力しているのと、出来る自分でいたいから、泣きながら頑張っているけれど、その頑張りは成果に繋がらないと感じ始めていました。


と、そこへ、担任の先生から、「国語がきつそうだから、宿題の減らしや、線引きなどの配慮をしていいですか?」という電話が。


もちろん、お願いしました。ただ、宿題の減らしが始まると必ず"Aくんだけズルイ!"と言われて悲しんだり、本人が出来ない自分をダメな奴だと思って悲しんだりする事が気掛かりだと、先生には伝えました。


クラスの他のお子さんも配慮を受け始めているそうです。担任の先生と本人とで配慮内容を話し合ってもらう事にしました。


あとは……弟Aくん自身が、自分の状態を理解して、配慮を受けながら適切な努力をする事。更には、Sがダメな奴ではないと知ってくれたらな……と思うのでした。


そういえば、弟Aくんがイヤイヤ行ってるくもんも、もう無駄かな?普通の苦手なら普通の学習塾やくもんで補う形でいいですが、やっぱり学習障害があるとなると、苦痛なだけで身に付かない可能性もあるかなと思い始めました……。


結局、半年程前に医師が指摘した通りになっています。医師は、「この子も学習障害あるわよ、くもん行っても意味ないわよ。」と言っていたのです。


たぶん、、せめてAだけでも、普通に育てたいと親の私が勝手に思っていたのかなと思います。Aくんも学習障害と実感して、なんだか残念な気持ちがわくのです。


失礼な話です。Aに対しても、Sに対しても。私はやっぱりあかんな……と、思いました。


健常児だけを育てたくて子を持ったのではないはずなのに、二人ともやっぱり学習障害だと分かるとがっかりから最初の一歩が始まる。そんなのおかしいよ、と、自問自答しながら、Sの為に得た学習障害のノウハウをAにも試してみようと思うのでした……。


つづく。