かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第754話「黄色信号と皆殺し」【2018年11月】

ご訪問いただき有難うございます。これからもよろしくお願いいたします。


* * *


その晩、夢を見ました。内容は寝ている私の隣で何かぴちゃぴちゃ音がして、冷たくて、起きてみると子供が私の腕やら布団に絵の具で落書きしていて、手にはまだ筆を持って、床をぴちゃぴちゃしているという物でした。見回すと部屋中、家中、壁や廊下に子供が落書きをしているという夢。発狂して起きました。


起きてからまだ、動悸がして、不安定だったのか久しぶりに幻覚が見えました。ウサギのぬいぐるみが動いている…と思って見ていたら、無数の蝶がバサバサと周りを飛んでいる…という幻覚。『これはダメだ、黄色信号だ』と思って、一旦目を固く閉じて、落ち着くように促しました。しばらくして、動悸が消えてから目を開けると、蝶達は消えて無くなっていました。


その日は、寝る前に、パパと意味の無い会話をしてしまいました。


12月、予測以上の子供の用事、通院が重なり、今までになく多忙、この計画ではほとんど絶食したまま薬も抜き、あちこち歩き回ることになり、私の身体が壊れてしまうと判断して、"パパにどこか代わってもらえないか"という話し合いのつもりでした。


パパ:「お前が頑張ればいいだけじゃん。」

パパ:「倒れんなよ、迷惑。」

パパ:「こっちは仕事してんだよ。」

パパ:「有給もう無いしな。」

パパ:「通院行かなきゃいいじゃん。」

パパ:「学校行事も個人懇談も無視しろ。」

それから、鼻で笑って……

パパ:「だから、何?何が言いたいかわからん。勝手に無理して回せばいいじゃん?俺に関係ある?」

パパ:「学校に無理してもらえ。個人懇談、別日にできないの?」

パパ:「病院に無理してもらえ。土曜午後開けてもらえないの?」

パパ:「俺は何もしないから。お前か先方が無理すればいいだろ。」

とのこと……。鼻で笑いながらブチ切れていました。


だんだん吐き気がしてきて、でも冷静を保ちながら、私の身体は死にかけていることと、子供の通院や用事は必要あって行かなければならないこと、学校や病院に無理をしてもらうことはできないと話しましたが、ブチ切れと、鼻で笑うを繰り返していました。


『一滴の共感も無いってしんどいな…』と思いながら話しましたが、この話し合いからは何も生まれませんでした。


私が死んでからどうするの?と聞きましたが、そこもやはり、「迷惑」、「子供達は、即、熊本の実家にやる」と言っていました。熊本の家族もそれは迷惑だろと思いました。別に裕福なわけでも、体力に余裕があるわけでもなく、老老介護しているところへ、障害児を2名ほりこむなんて。


私:「私ら…家族じゃないの?」

私:「こんにに困ってるのに助けてくれないの?」

私:「死ぬの早くなるわ。」

私:「もうしんど過ぎるわ。死にたいわ。」

すると、鼻で笑いながら、「早く死ねよ」と言いました。障害のある我が家の子供達も、介護されているひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんも、「みんな早く死ねよ、迷惑だから」と言いました。


今、目前に、私が話しているこの相手は、何者なのかと思いました。何かあると"皆殺し"で解決に持っていこうとする。私が作った夕飯を食べながら、相談に対して鼻で笑い、死ねよ死ねよと繰り返す。頭が相当悪いか、人格障害かなと思いました。


パパ:「俺に、仕事休んで代わりに用事させるなら、対価払えよ。日当は……」

その辺りから耳が聞こえなくなって、子供達に薬を飲ませて、歯磨きして、布団へ入りました。家族に用事を頼むのになぜお金が必要なのか……。バカだ……。これ以上バカと話すとほんとに吐いてしまう……。そして眠りました。


この、おかしな生き物との、不毛な会話、生活、凄いストレスなんだろうなと思います。起きたら大量に白髪が増えていて、笑えました……。


つづく。