かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第761話「弟Aくんの変化」【2018年11月】

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最近、些細なことで注意を受け、パパと激しく言い合ったり、虐げられているSを、弟Aくんが助けるようになって来ました。昔のAは、Sが怒鳴られ始めると、風のように身支度をして布団へストンと入って行ったのですが。最近は、Sができなくて怒られている、それを、Aがカバーします。例えば片付けだったら、代わりにAが片付けてしまいます。


A:「ぼく、最近Sがかわいそうになって来た。わざとじゃないのに凄く怒られたり、泣いたり、見ていて胸がしんどい。学校でも、発表会の練習とか、先生ができない子を凄く怒るんだけど、かわいそうで苦しい。代わりにぼくのを増やしてくれてもいいし、その子がもう頑張っても無理なら量を減らしてあげて欲しいと思う。みんなわざとふざけてできないんじゃなくて、そういう子なんだと思う。だから、悲しくて涙が出てくる。」


学校でも家でも最近はせっせと自分の事を終わらせて、人の手伝いをして回っているようです。担任の先生は「できない子への声かけが優しくて素晴らしいです」「◯◯ちゃんもAくんにお世話されるとちゃんとできて喜んでいます」と、よく褒めてくださいますが……大丈夫かな……と思っていたら、やっぱり。変化から二週間後、疲れが出て、Aはパンクしてしまいました。


A:「学校でも、家でも、もうなんかずっと動いてしんどい。なんでこうなっちゃったんだろう。悲しくて胸がしんどいのも嫌だし、疲れるのも嫌だ。」

私:「頑張りすぎてしまったんだよね。少し休憩するといいよ。」

学校も休みたいと言っていましたが、結局休まず登校していきました。(学校では、ちょっと人よりできない子のお世話をするのを、「しばらく休みたい」と担任の先生へ申し出たそうです。)


Aは激しいADHDのある子です。なんでもせっせとこなして行き、人を待つのがイライラするタイプでした。だから、"時間が余ったら人に親切にするといいよ"と教えて来ましたが……、今は、それをもやり過ぎてしまって、しんどくなっているんだなと思いました。


また、心も凄く成長していて、空気を読み過ぎてしまったり、心の中もとても忙しく、疲弊してしまったのだと思いました。


自分の丁度いいを見つける為には、まだまだ色々あると思いますが、頑張り過ぎずに走り続けて欲しいと思うのでした……。


つづく。