かいじゅう兄弟

二分脊椎症のママと発達障害のかいじゅう兄弟が繰り広げるドキュメンタリー

第762話「一匹でいた感覚」【2018年11月】

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クラスメイトから毎日のように、「また空気読めてない!」と怒られているS……。特に最近は繰り返し女子からキレられるそうです。


おそらく……Sが何か勘違いしたり、違う事をしてしまっている場面なのだろうと思うのですが、周りも普通の五年生、Sに分かるように話せる人はおらず。。


S:「みんなずっと怒ってるけど、何だかさっぱり分からない。みんな親切じゃない。空気読めよ!っと何回も言われるけど、空気って何?……学校へ行きたくない……転校したい……空気が読めない人の学校へ行きたい……」


"空気が読めない人の学校"なんてないのですが、Sが利用している放課後デイや、クリニックの講座や、教育系大学の小集団活動で知り合ったお友達、療育時代のお友達と、うまく仲良くなれるのは、波長が合う上に、学校での悩みや困り事が似ているからかな?と思います。あと、たまに会うからトラブルもないのかなとも思います。


私:「ずっと一緒にいたら、ぶつかることもあるし、何もない、なんてことは無いよ。失敗して、振り返りをして、次にいかしたらいいんじゃないかな。今は辛いと思うけど、いつか必ず、その辛さには終わりが来るよ。」


とは言いつつも……私も、ずっと、集団の中にいるのはきつかったタイプです。


幼稚園から大学、職場まで、ずっと一匹でいた感覚がありました。喋る子、お弁当を一緒に食べる子はいてくれましたが、集団の中で、多分、私は人ではなくて、一匹と言うか、違う存在だったと思います。


よくある班替えで、お互いをよく知らない子が隣に来ると、あからさまに嫌な顔をされていました。そういう意味で孤独な存在で、そこにいるのに今、不在、みたいな感覚のまま、集団生活を送り続けました。


学校なんて休み休みでいいので、ちょっと変わり者の"一匹"なままでいいから、人の集団という荒波の中で、溺れて死んでしまわないで欲しいと願うのでした……。


つづく。